会社員ダメだの副業はやめとけだの、どうすりゃいいんだ!
新しいことを始めたけど反対意見が多くて自信が持てない……
なぜ大人は、お互いにバランスよくどちらの意見も尊重することはできないのか?
こんにちはー!ミーゴラン(@thrs_f)です^^
私は、Twitterをやっています。
いきなり3点の英語翻訳みたいで申し訳ないのですが、皆さまはTwitter上でこういった意見を目にすることはありませんか?
- 本業がイヤで副業を初めて成功し独立した。本業がうまく行かない人は副業で可能性を広げよう!
- 副業で稼ぐより本業で結果を出してこそ。本業で成功してないのに副業がうまくいくはずない。
こういうのってなんというか、それぞれの「派閥」でマウントを取り合っているように見えるんですよ。もちろん人によりますけどね。
もうね……
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どっっっっっっっちでもいいじゃないですか!
どっちだってアリでしょうが!
はい!以上!解散!
というわけにもいかないのでブログにしました。
人間の「分断本能」について
この本にも、人間の本能として極端に分断してしまいやすい本能がある、ということが書いてあります。
「俺か、俺意外か。」という名言もありますが、私の経験上「成功した人」「成功していない人」と2つに分けて煽る手法も当てはまりますね。
みたいな。購買意欲を煽るセミナーとかでこういうの見たことないですか?
これって良い悪いとかいうことではなく、そうやって分断してしまいやすいという心理がどうしてもあるってことなんですよ。それを詐欺とかに使うのはもちろんダメですけど。
その心理を利用して、共通の敵を作り消費者をこちら側に取り込む、というのも営業の手法があるのも事実です。
Bの方法では稼げません!それはあなたが悪いのではなくBが詐欺師だから!正しく稼ぎたい方はこちら!
みたいな。知ってて聞いたら「どっちもどっちや~ん」と思うんですけどね。
つまり「Aか」「Bか」といったイメージで「どちらか一方」の枠にしたがるんですよ。人間ってやつぁ。
じゃあたとえばこれって、その「AかBか」の思想がもっと強くなって、その分かれた派閥がどんどん過激になっていっちゃうとどうなると思います?
「それ以外は認めない」とか「俺はA派だけど、あいつはBだからダメ」みたいなことが生まれちゃいません?
実際の選択肢はそれだけじゃなくて、その間も含めた中間層が一番多いんですよ。
副業がどうとかじゃなくて、普通に「趣味が高じて仕事になった」「兼業でそこそこやれてる」みたいな人もいるわけじゃないですか。
Macも好きだけど仕事でWindowsを使わざるをえない人だっているわけですよ。これは違うか。
そもそも「べき論」は成功者/生存者バイアス
私個人としては、本業から成功するにせよ副業から成功するにせよ、ルートはどちらからだっていいと思ってます。
ただ、それを「私はこうやって今がある」みたいなものって、結局「うまく行った人」のバイアスがかかってるんですよね。
もちろん成功した人が言うからこそ実感があることは確かですし、だからこそ説得力が生まれるのは納得できます。
しかしながら「○○は××ですよねーーーーwwwそれじゃダメですよねーーーーwww」みたいなの見ると、いやそれは環境とかにもよるし断言できなくない?と思うんですよね。
ある程度説得力のある人でも、そうやって自分の主張以外は認めないような言動を見ると「未熟だな」と思います。
成功者同士でそれを言い合っていても、結局君らも同じような人たちと群れてるだけじゃないかと(強がり)
「曖昧さ」を許容する
「自分がうまくいっている方法」を人は勧めるもんだと思います。
それが説得力のある人がそういった意見を言うと、そこに至っていない人は「どちらが正しいのか」判断できなくて迷いが生じてしまうものです。
人それぞれ「ここまでは成功したい / 理想がある」というラインが様々あるのと一緒で、そこに至る道は「本業がメイン」なのか「副業がメイン」なのかだけで判断できないものじゃないですか?
お金を稼ぐことが目的じゃなかったにしても、いろんな支援があって目標を達成する人もいるし、その逆もあるかもしれないし。
そりゃあ、極端に詐欺だとか、中身のないアドバイスしてる人なんかは論外なんですけど。
大量に借金して起業するとか、まったくコネクションも実績もないのにいきなりフリーランスするとか「これをやったら失敗するな」というのはそりゃある程度あると思います。
けど、「塩コショウ少々」なんてのと一緒で、完全に再現性のあることなんてないんだから、その辺の塩梅は人それぞれだってことを愛していきましょうよ。
元調理師なんで、料理に例えていきました。こんな感じで合ってます?「塩梅」とかちょっと掛けたりしてね。どうですか?
他人の意見は「そこそこ」の気持ちで聞こう
結局「誰々がうまくいった」方法というのはその時の流行だとかたまたまいいタイミングだったりとかするじゃないですか。
完全に再現性のあることなんてないので「やってみてダメだった」「ある程度できたけど楽しくない」みたいなことになればやめればいいんですよ。
「これから何かを始める」という人はすでに成功している人の意見を聞くのもいいけど、まずは初めてみないと「最良」はわかりませんよね。
で、最初は手ごたえがあんまりないのが当たり前なので、不安にもなります。
そこで「○○はダメ」とか、「××しててもうまくいかない」とか言われたらそりゃ揺らぐんですよ。
そして結局、人は動くのをやめちゃうんです。
「なんかちょっとヤダな~」とか「この人、正しいんだろうけどちょっと疲れるな」とか思ったらフォロー外せばいいんです。
でもこれだけはやっちゃダメ
副業するにしても、転職するにしても、明確に「やっちゃダメ」なことはあります。
- 法を犯すこと
- 挑戦したことがないものにいきなり数十万投資すること
前者はまぁ説明不要にしても、後者で「これを買えば儲かります」「稼げるまで徹底サポート!」みたいなので何十万もするヤツはぜ~んぶダメです。
「ここで逆転するんだ、覚悟を決めるんだ……!」みたいなのは続きません。経験もあるので言えます(戒め)
※ただし、スペックの良いPCを買うのはアリ。いまの時代パソコンあればだいたいできる。
まとめ:べき論じゃなくて、エールをくれ。
本業からか副業からかなんて、住んでいる地域や就いている仕事なんかと一緒で、誰にでも同じようなことが言えるわけでは決してないはずです。
だからこそ、その人のバックボーンを理解して意見するようにしないと下手すりゃ弱者いじめになりかねないと思うんですよ。
だから成功している方からはできる限り温かい目で見守ってほしいと思いますし、それでうまく行かないときに手を差し伸べてあげるくらいでいいじゃないですか。
だから「べき論」はやめましょうよ!
そういうのが生きにくい世の中を作る一因になるんですよ!
なくすんだ!「べき論」なんて、なくすべきなんだよ!!