「異動」の怖さ PR

信用情報のブラックリスト「異動」とは?

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どうも!絶賛育児中、「赤ん坊が泣き続けるのなら、時には耐え抜くことも必要である」

ミーゴラン

こんにちは、ミーゴラン(@thrs_f)です。

皆さん、「ブラックリスト」を知っていますか?

おそらく、この言葉を聞いたことがある方は多いことでしょう。

では、「ブラックリストに載った」というのはどういう状態を指すのか説明できますか?

おそらく、明確な答えを即答できる人は少ないのではないかと思います。

そもそも真っ当に暮らしている方であればかかわることもないですよね。

ただ、「ブラックリスト」がどういう状態であることを理解することは「相手を知る」ことにつながります。

今回は、私が実際に(自業自得で)経験した苦しみ、辛さをもとに一次情報としてお話しします。

こういうことがわかります
  • 「ブラックリストに載る」というのはどういう状態か。
  • 「ブラックリスト」に載るとどういったことが起こるか。
  • それでも発行できる可能性のあるクレジットカード。

あなたの今ある「信用」を守るためにも、ぜひ一度読んでいってください。

それではお教えいたしましょう(偉そう)。

ブラックリストに載る = CICに「異動」が掲載されること

結論から言うと「ブラックリスト」という黒いリストはありません。

ただ、信用がなくなり、一定の期間各種ローンやクレジットカードが通らない状態となるのは事実です。

それが、CICに「異動」が載るということです。

CICとは

全国各地に「CIC」という、個人の信用情報を保管している機関があります。

クレジットやローン、携帯料金の月賦に至るまで「現金一括払い」以外の支払いは大概ここに記録されています。

かなり端的なお話をしますが、この支払いが3ヶ月以上何の対策もなく未払いの状態が続くと「異動」という文字が刻まれます。

↑実際に取り寄せた信用情報

ミーゴラン
ミーゴラン
こうなると、世間でいう「ブラックリストに載れた状態」と言えます。
セイ龍(ロン)
セイ龍(ロン)
なんでちょっと誇らしげなんだ。

そのため「ブラックリスト」というリストは存在しないのですが、「金融事故がある=信用の無い人」とみなされる状態となります。

まともに生活していればここまでの事態に陥ることはないかと思いますが、皆様も「ブラックリスト」と聞くと当然良いイメージはないことでしょう。

どんなローンもほぼ通らない

信用情報に「異動」が掲載されると、まずこれが挙げられると思います。

正確には「携帯本体の月賦」のように、これまで毎月支払っていた物などであれば分割が使える場合もありますが、ほぼすべてのローンが通らないとみて良いです。

具体的に言うと、私のケースではこういったものでつまづきました。

  1. 結婚式費用
  2. 車のローン
  3. エアコンの月賦
  4. 洗濯機の月賦

上記のものに併せ、5-6万の品物でも一括以外では購入できませんでした。(一括で買えよって話ですけど)

この期間中、大きな支払いはすべて「妻の契約」としてこれまでに購入してきました。

「異動」が掲載されると、収入に関わらず「審査」そのものが通らなくなります。

ミーゴラン
ミーゴラン
もちろん自業自得なんだけど、「旦那様のほうでは審査が通らず……」と言われるのすごい恥ずかしかった。
ミーゴラン
ミーゴラン
つまらないプライドだけど、男ってのはそういう生き物なんだ。

生活自体は立て直しできているのに、過去の過ちによって身動きが取りにくい状態に陥る。

これはかなり精神的にもダメージが大きかったです。

また、当時は通販会社やデータの販売などは「クレジットカード」でなければ支払いができないものも多く、こういったものにはほぼ手を出せませんでした。

異動は「遅延が解消されてから5年間」残る

CICの信用情報に「異動」と記載があると、大概のローン、クレジットカードの申し込みが通らない。

CICに記録されている情報の保管期間は通常「2年間」です。

ですが、異動が掲載されると「5年間」に延長されます。

つまり「信用の無い人」と見なされている期間がそれだけ長いということになります。

また私の場合、上記の画像に加えてもう1点「携帯電話の本体料金」として「異動」がもう一つ掲載されていました。本当に情けないね。

↑右上「保有期限」が「(遅延解消日)」の5年後となっている。

各ローンやクレジットの申し込みを行う際こういった情報から「信用があるか」を判断されます。

大事なことは「異動になってから5年間」ではなく、「異動があった後支払いを完了してから5年間」となることです。

つまり、3年のローンを組んだ1年後に「異動」となった場合、およそ7年間は新規のローンやカードが作れなくなります。

お金を自由に動かせないということは、これほどに不自由なものなのかと痛感させられました。

クレジットヒストリーを積み上げられない

「異動」が掲載されると、新たにローンやクレジットカードの申し込みが極端に通りづらくなる。

弊害はそれだけではありません。

CICには信用情報が記録されていますが、それは「良くない信用情報」だけではありません。

きちんと支払いを行っていれば当然、滞りなく支払いを行っているという「良い情報」も記録されています。

そういった「良い情報」も信用機関に残っていないと、俗にいう「スーパーホワイト」という状態になってしまい、それはそれで審査が通りにくいことがあります。

若い人はこのような信用情報がないのは当然ですが、ある程度年齢を重ねた人(30歳以上)がローンやクレジットカードを作ろうとしたときに問題があります。

「履歴が何もない状態」だと「これまでに本当に全くローンを組んだことがない人なのか?それともなにか問題があったのか?」という判断が付きにくくなります。

備考ですが、年齢が高いほどスーパーホワイトである危険性は高まる傾向にあるそうです。

つまり、ローンやクレジットの金額よりも「きちんと返済できているか」を証明するために「クレジットヒストリー」があったほうが有利なのです。そういうことは学校で教えてよ。

「異動」があると当然、ローンやクレジットは非常に利用しづらくなります。

しかし単純に「異動」が解消できたとしても、今度は「履歴が何もない」状態となり、その影響はしばらく残ることになります。

信用を失わないためのお約束

何を隠そう、私は20代の初期はそれはもう、仕様もない生き方をしておりました。

恥ずかしい限りですが、ローンは管理会社から電話があってから支払うなんて当たり前。かなり顧客としては厄介な人間だったと思います。

それでも、経験があるからこそ発信できることもある。

なので、今は更生したんだなと思っていただければと思います。

そういう気持ちがきっと世界を救うんです。

滞納はしちゃいけない

いきなり「当たりまえの完全体」のような見出しですみませんが、身近なもので以下の3つについては常にCICという機関で記録され、保管されています。

  1. ローン
  2. クレジットカード
  3. 携帯電話料金

通常毎月支払われる携帯電話の料金も今は一括ではなく、分割で支払っている人も多いと思います。そうなると実質はローンなので記録を取られています。

「滞納してはダメ」というのは一見当たり前なんですけど「なぜか」というと、今後の自分の人生においてきっちりしっぺ返しが待っているからです。

無視しちゃダメ

滞納してはいけないと共に、督促状や催促の電話を無視してはいけません。

これは当然なんですけど、もちろん無視したり催促の電話を無視したからといって借り入れがなくなることはありません。

実際に支払いをしないといけない金額があるという物理的な問題に加え、経験者からすると催促の電話を受けるというのは精神的にも辛いです。

そんなことで気持ちが沈んだり自己嫌悪に近い気持ちになってくると、もう悪い循環始まっている証拠です。

「また電話がかかってきた……」そんな気持ちになるなら早めに済ませとけよというのが正論です。

ただ、渦中にいる人は「自律」することができない状態にあるので、初めから「滞納しない」というのが一番重要です。

ミーゴラン

ローンを組まない、分割しないというのが一番の正解かもしれんけど。

給料が入ったらすぐに引き落とし口座にお金を入れておくなど対策するほうが確実です。

私はそもそも振り込みや銀行にいちいち行ってお金をおろしたりすることから非常に面倒だったので、ネット銀行を使うようになってから「自由」だと感じました。

また、毎月の支払いがどうしても満額できないのであれば、前もって相談したほうが良いと思います。

借入元によりますが、毎月支払えるだけの額に変更してもらえるかもしれません。

61日以上(または3ヶ月以上)続けちゃダメ

これは本当に本気のやつなんですけど、支払いも長期に渡って滞り続けると今度は別の問題が発生します。

特に、61日以上(または3ヶ月以上)支払いがない状態が続くと、そのローンなりクレジット情報は「異動」と呼ばれる状態になります。

「異動」となるとクレジットカードや新規のローン等の申し込みが著しく通りにくくなります。

驚太郎
驚太郎
つまり「ブラックリスト」の「正体」とはッ!!
驚太郎
驚太郎
「異動」という「烙印」を押されることによるッ!!
驚太郎
驚太郎
「信用情報」における「事故」が「存在する」ということかッ!!
ミーゴラン
ミーゴラン
全部言われたし長い。

「ブラックリスト」というリストは存在しません。

ただ、ちゃんと「支払い」をしているか、ならびに「異動」がないかといった点をローン会社やクレジットカード会社は見ています。

この「異動」がある間は「現金・デビットカード」による一括支払い以外は非常に使いづらくなります。

ミーゴラン
ミーゴラン
この経験があるからこそ、「真実」を語ります。
セイ龍(ロン)
セイ龍(ロン)
偉そうに言うもんじゃない。

「異動」中でも信用を積むためにやること

「異動」が掲載されると、クレジットカードやローンなどが非常に通りづらくなります。

しかし、「クレジットヒストリー(通称:クレヒス)」と呼ばれる「良い取引」を重ねていかなければ、異動が解消されたあともクレジットカードが作りにくい。

そこで、こうなってしまった場合に、できる範囲で信用を積み上げていく方法を紹介します。

方法その1:積み上げられる範囲でしっかり証明する

一度「異動」と掲載されてしまうと、5年はその情報が残り、かつ他のローンやクレジットカードの申し込みが大変通りにくくなります。

しかし、携帯の本体代の月賦等、一部はその会社が独自の基準で行っているものもあります。

こういったものでもローンには変わりはないので、CICで支払いの履歴を残す意味でも重要になります。

↑携帯本体の月賦

上記画像のように「$」のマークが並んでいれば「正しく支払われている」という履歴が記録されていることになります。

現時点で「信用情報を積み上げたい」という方は、こういった細かいことから始めるのがおススメです。

方法その2:作りやすいクレジットカードを探す

「異動」が掲載されていることは事実、それは期間が過ぎるまで消えることのない記録。

しかし、いろいろと調べていくうちにクレジットカードにも「比較的審査が通りやすい」ものがあるらしいということがわかってきました。

あくまでも通説ですが、発行元が銀行であるものは審査が厳しく(信用が高い)、ショッピングモールや通販サイトが発行元のものは比較的通りやすい。

もちろん、審査が通る見込みは非常に低いと考えていましたが、申し込み自体はしてみないと結果はわからない。

そして、比較的通りやすいと言われているクレジットカードを2-3種申し込んでみたところ……。

全滅。

ミーゴラン
ミーゴラン
ちょっと予想はしていたけど実際悲しかった。

これは過去に2度ほど試しましたが、やはり「異動」がなくなるまで待つしかないか、とも思っていました。

ただ、審査条件は日々変わるもの、とも聞いていたため一定期間置いてから再度チャレンジしてみようと考えました。

方法その3:申し込みには期間を空ける

クレジットカードを申し込むものの審査が通らない。

しかし、「異動」が掲載された頃とは打って変わって「クリーン」な生活をしている。

それでも一度「異動」が掲載されてしまうと期間が終了するまではどうやっても消すことができない。

こういった「信用がない」状態のままだと「社会的にも認められていない」というような精神状態に陥ってしまい、どんどん自信がなくなっていきました。

しかし、クレジットカードの申し込みに関しては、闇雲に申し込んでも状況は変わらないどころか悪くなります。

というのも、このクレジットカードの申し込みも「CIC」の信用情報に記録されるからです。

↑CIC「開示報告書のよくあるご質問」より

正確に言うと「クレジットカードの申し込みがあった後、申し込み先のクレジット会社等が申し込み者の信用情報にアクセスされた記録」です。

要するに短期間で大量の申し込み等があると「この人大丈夫かな」と思われてしまいかねないということです。

そのため、一度申し込みをしてから最低でも半年は明けることを決め、それまでは我慢の日々が続きました。

まとめ:「ご利用は計画的に」

結論、信用情報は人生を大きく良くすることもあれば、悔い改めたところで時すでに遅しとなりかねない場合もあります。

もちろん滞納をしないよう、借り入れは計画的に行ったり、先の見通しをしっかり計画を立ててから行うことが大事になってきます。

ということを数年前の私自身にこそ言ってやりたいですね!

おい!お前!見てるか!?後の自分に恥じない生き方しろよ!そんじゃーな!

なお、私が知り得る限りで、「異動」があっても作ることができる可能性のある、最後の砦であるクレジットカードの記事はこちらです。