- いつも残業して資料作ったりしてるけど、空回りしている気がする
- 仕事を「とにかく頑張って」いるけどあまり評価されている実感がない
- 「細かい部分」がいつも気になってしまう
昔の自分がそうだった、というとなんか偉そうだからあまり言いたくないけど、こういう風に思ってる人は改めたほうがいいよ!(結論)
完璧主義は正義なのか。
割とハードボイルドな掲題から入りまして失礼いたします。先日ビートたけしさんの本についての記事を読みました。
ビートたけしに人生相談「信用するのは金。自分なんか信じたって、いいことなんか1個もない」
この記事の中で、以下のような質問に答えられていました。
会社をクビになりました。
驚異的な完璧主義と集中力が戦力になると思ったのですが、むしろどれだけ適当に手を抜くかが重要だったようで、私のようなちゃんとしないと気がすまない性分とは合わなかったようです。
年齢も年齢ですから、路頭に迷っています。軽作業系の仕事をしようにも給与が安く、副業で足りない分を補おうにも、副業を禁止している企業ばかりで、どうにもなりません。どうしたらよいでしょうか?(39歳・無職・男)
出典 『たけしの人生相談 悩むの勝手~伊集院さんに聞けなかった話 ワールドカップAグループ』
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え
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的
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完
璧
主
義
と
集
中
力
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それ自分で言っちゃう?と心の中でツッコんでいたら、全く同じことをたけしさんも言っててフフッとなりました。
この相談者の方とは若干異なる(自分で驚異的とかは思ってない)ものの、私も20代のころ「コツコツきちんとミスなくやり続けていれば結果につながる」と信じ込んで仕事を行ってきました。
それは調理師時代だった20代前半に刷り込まれたものだったのかもしれませんが、とにかく「まじめなやつが勝つ」と思っており、だからこそきっちりその日の予定を立てて言われたことをきちんとやって、なんでもかんでも「完璧にする」ことを心がけていました。
もちろんそれは一部正しいことでもあるのですが、なんでもかんでも自分で抱え込むようになっていき時間も余計にかかってしまい、深夜まで働いてしまったりと決して効率的とは言い難い状態になっていってしまったんです。トホホ。
話を戻すと「手を抜いて何もしなくて、いかに金を貰うかが重要」とたけしさんも言っているとおり、完璧主義であることがダメなのではなくて、注力するベクトルが違うことが一番の問題なんですよね。
仕事は「完璧」しないといけないのか?
仕事は常に100%でなければいけないのでしょうか?
もちろん、ミスをしていいわけではありませんが、たけしさんも言っているように「いかになにもしないで成果を出すか」が大事なんですよね。
「完璧主義」だと自負している人に限って、他人に仕事をまかせられなかったり1つのタスクに時間をかけすぎてしまって何も前に進まなかったりします。
今回の相談者さんも、もしかしたらそういうタイプだったのかもしれませんね。
そもそも仕事は「最小のリソースで最大の成果を出す」ことを常に考えていくべきですよね。
そうするための準備だったり、あるいはスムーズに仕事が進むような根回しだったりそういったことに時間をかけることが大事なんです。
たぶん著名人になればなるほど自分でできる作業量を把握していて、極力自分でやるべき仕事だけに集中できる環境を作っているものなんだろうと思います。
だからこそ最大限のパフォーマンスを発揮できるのですし、大きな金を動かすことができるようになっていくのでしょうね。
かの投資王ウォーレン・バフェットも、オフィスの自室にはパソコンすら置いていないといいます。
とにかく自分の仕事だけに集中できる環境を整えていることが伺えますね。(そしてコーラをめちゃめちゃ飲む)
また、かなり古い記事ですが、会社の仕事を無断で外注してオフィスで全く働いていなかったプログラマーもいました。
「優秀」プログラマー解雇、仕事中国に外注して自分は猫ビデオ 米国
この人は無断でやっていたりして会社のセキュリティとか機密情報とかを漏らしかねないことを行なったので解雇されたのでしょうが、うまいやり方ですよね。
まとめ
仕事は「完璧」にする必要はありません。
特に自分だけでこなすのではなく、いかに他人を動かして自分がやりたい仕事だけに注力していくのか。
そこを追求していったほうが結果として視野も狭まらず、自分を無駄に追い込むこともないのでより良いアイデアも浮かぶかもしれません。
はぁ、私も業務中猫動画を見て過ごすことができるようにこれからも頑張ります。
さよなら!