どうも、おとおしゃんのコングロマリット(=おとコン)ミーゴラン(@thrs_f)です^^
日々、生活をする際「ここにぴったりな家具があったらいいのにな」と思うこと、ありませんか?
もちろん、サイズの合う品物を探して購入するのも良いのですが、サイズが合うものがなかったり、なかなか予算的に手が出せなかったりしますよね。
そんな時、自分でイメージしている家具が簡単に作れたら……と考えたことはないでしょうか。
私は考えたので作りました。
今回作成したのは、ねじを使わずに作ることができる超簡単な「キッチンカウンター」です!
キッチンはもちろん、あらゆる収納スペースにも応用できる家具ですので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
そして、皆さまの作った家具も是非見せてくれるとさらに嬉しいのでよろしくお願いします😊
きっかけは引っ越しとキッチンの間取り
キッチンカウンターを作るきっかけとなったのが、引っ越し後のキッチンの間取りでした。
我が家のキッチンは縦長で、かつカウンターキッチンではありません。
画像左側がコンロや作業台がある場所になります。
本来はここで切りものなどの調理作業をするのですが、我が家ではここにドーンと食洗機を置いてしまいました。
なので、もうそりゃガッツリ作業する場所がありません。
そのため以下画像の丸の箇所に、調理作業と収納のためのキッチンカウンターを作ろうと思ったのがきっかけです。
完成したキッチンカウンター
完成したキッチンカウンターの写真がこちらです。
散らかってない部分を避けて全体写真を撮るのにこの画角しかなかったので申し訳ないですが、シンプルかつ機能としては十分なキッチンカウンターになったと思ってます。
材料の紹介
作成のコンセプトは、省材料・省手順・省コスト。
できるだけ少ない材料で、少ない手順で、かつお財布に優しく。
最低限の材料費はかかりますが、可能な限り1万円前後に収まるように心掛けました(ごみ箱や小物等を除く、キッチンカウンター本体のみ)。
また、記事のボリュームの関係で紹介しきれない細々とした部品などもありますが、キッチンカウンターは記事内で紹介しているものだけで作ることができます。
天板用の板
まずは、天板となる板を決めます。
我が家では色味と価格、丈夫さ、曲がりの少なさからパイン集積材をチョイスしました。
厚みは薄いほうがお手頃価格なのですが、あまり薄いと湿気等でたわみが出てきかねないので、2cm前後は欲しい所です。
また、厚みがある程度あったほうが文字通り「重厚感」があります。
予算に余裕があれば「アカシア」の木材も色味がオシャレでおススメです。
ウレタンニス
天板の保護と、光沢を出すためのニスです。
いろいろと探してみたところ、こちらのニスは食品を扱う場所でも使用できることと、最大100℃まで耐えうる耐熱性も優れていることからこのニスを選択。
これ1つで今回作成したキッチンカウンターを2度塗りできる程度の量はありました(おもて面のみ)。
色付きのものもありますが、パイン材のナチュラルな風合いを活かしたかったので、クリアタイプを使ってます。
カラーボックス
土台、収納となるカラーボックスです。
このカラーボックス自体にはあまりこだわる必要はありませんが、しいて言うなら棚板の増設や高さが調節ができるタイプだと自由度が増します。
あとは、ご自身が作りたい色味や雰囲気に合わせて選んで良いと思います。
今回は作成するサイズに合わせ、カラーボックスを3つ使用します。
その他(木工用ボンド・マジックテープ・ゴミ箱)
その他に使用したアイテムです。
木を貼り合わせる木工用ボンド
ボンドです。DIYから子供の工作まで幅広く使えるオールラウンダー。今回使うのは、こだわりポイントでもある落下防止の柵を取り付ける際に使用します。
天板とキッチンカウンターを固定するマジックテープ
マジックテープです。あらゆる場所を収納場所に変えるオールラウンダー。今回は天板と土台となるカラーボックスとのズレを防ぐために使用します。
ズレを防ぐだけなら、滑り止めマットなどでも良いと思います。
私はより強力に固定しつつ、移動したいときにははがすことができるよう、マジックテープを用いました。
間に設置するゴミ箱
ゴミ箱です。カラーボックスとカラーボックスの間に配置することで、生活感なくゴミ箱を設置することができます。
今回は天板との干渉を考慮し、あまり高さのない両開きタイプのものをチョイス。
道具の紹介
DIYをしたことのある方であれば、ある程度の工具は揃っているかと思いますが、今回のキッチンカウンターで最低限あると便利な道具を1つだけ紹介します。
NTドレッサー
紙やすりの使い勝手と、金やすりの頑丈さを兼ね備えた道具がNTドレッサーです。
イメージで言うと、半永久的に使える紙やすりといった感じです。
ちょっとしたDIYをするときに、毎回のようにダイソーで紙やすりを買っていたのですが、これが1つあると木工のやすりがけにはほぼ困りません。
作成手順
材料を見たところで、実際に作成していきます。
目次ごとに項目をわけていますが、行う作業は大まかに以下の3つです。
- 天板のやすりがけをする
- 天板にニスを塗る
- カラーボックスを組み立てて配置し、天板を乗せる
仕上げのこだわりポイントはありますが、作業自体は非常に簡単だと思います。難しくすると私ができないので。
天板の木材を調達・カット
まずは木材の調達です。
天板の木材は大きいものになるので、車はほぼ必須です。
ホームセンターで購入すれば、カットもお店にお願いできるので、帰ってからの作業もより簡略化できます。
やすり掛けを行う
木材を持ち帰ったら、やすり掛けを行います。
ニスを塗った後は形を変えるほどに削ることはできないので、角やささくれ等が気になる部分はしっかり整えていきます。
ニスを塗る
ニスを塗っていきます。
このニスをしっかり塗っていくことで、光沢が出て「製品っぽさ」が増します。
なお、今回購入したニスは2つの薬剤を混ぜて使用するタイプとなります。
想像しているよりも、板がニスを吸収するので、しっかりと全体に塗り込んでいきます。
ニスを塗る 2回目
一度目のニスを塗ってから1時間程度置いた後、2回目のニスを塗っていくのですが、ここで重要なポイントがあります。
それは、一度全体を軽くやすり掛けをすること。
ニスを塗った表面を平にするのと、全体にあえて細かな凹凸をつけることで、2回目のニスがしっかりと乗るようにします。
ニスを重ね塗りする前に、軽く全体をやすり掛けする。
カラーボックスの組み立て・配置
ニスを乾燥させている間、カラーボックスを組み立てていきます。
慣れているとすぐに組み立てることができますが、複数作るにはそれなりに時間がかかります。
組み上がったら置き場所を決めていきます。
諸事情により、すでにほぼ完成した状態の写真ですが、私は3つ並べてしまわずに1つ分隙間を開けています。
後のこだわりポイントでもありますが、ごみ箱を設置するためです。
天板の裏に固定用のマジックテープを貼る
ニスを乾燥させた天板の裏に、マジックテープを貼っていきます。
天板とカラーボックスがずれるのを防ぐのと、模様替えをしたくなった際にすぐに取り外しができるように、マジックテープで固定することにしました。
作って半年以上たちますが、ずれたりすることはほぼ全くといっていいほどありません。
カラーボックス上に配置し完成
最後に、カラーボックスの上にぴったり沿うように天板を配置して、ほぼ完成です。
これで大筋は出来上がりましたが、次の項目からは仕上げの段階でこだわったポイントを紹介します。
こだわりポイント
キッチンカウンターは出来上がりましたが、ここからはより見た目を良くしたり、収納力を向上させるなど、こだわったポイントを紹介していきます。
①収納スペースを2段にする
まずはカラーボックスの収納を倍増させました。
方法は画像の通り、ボックス内のスペースを2段にして、そこにぴったり入るサイズの収納ボックスを入れました。
カラーボックスに、ダイソー等にも販売されている「ダボ」をはめ込んで、それに木材を組み合わせて棚を増やしました。
これでカラーボックスの段が倍(=6段)になり、それが×3になるので、収納力は抜群です。
②ゴミ箱・ゴミ袋収納スペースを作る
ゴミ箱とゴミ袋を保管するスペースも作りました。
網の部分は本来は戸棚や机の下を有効活用するためのラックです。100円ショップで購入しました。
こちらを加工してゴミ袋を収納するスペースとして取り付けました。
さらにゴミ袋スペースの下にゴミ箱を設置。
ゴミ箱にゴミ袋をかぶせて使っているご家庭は多いと思いますが、ゴミ袋って案外、ちょっと離れたところに収納したりしません?見た目も「ゴミ袋ォ!」って感じであまり見せたくないですし。
そのゴミ袋の交換をスムーズにするとともに、外観からゴミ箱を見えにくくすることで生活感の軽減に貢献しています。
③レンガ調タイルで見た目を良くする
今回作成したキッチンカウンターは、ソファを背にする形で設置しました。
しかし、高さの関係から、カラーボックスの背面が見えてしまっている状態でした。
そこで、プラスチック段ボールにレンガ調タイルを貼り付け、カラーボックスの背面を覆うように配置することで仕上がりの向上を図りました。
これにより、見た目がスマートになりました。
横から良く見ると「境目」がありますが、もし客人がそんなところをまじまじと見ていたら「ぶぶ漬けでもどうどす?」と言って帰ってもらいます。
④落下防止の柵の設置
また、料理中に切った食材や調味料などが、ソファ側へ落下することを防ぐために柵を設置。
これは、天板をカットしてもらう際、天板と同じ長さにカットしてもらっておきました。
我が家ではビス止めしましたが、ボンドで貼り合わせるだけでもそれなりにしっかり固定されます。
高さは5cmもあれば十分です。
作成時の注意点
DIYの工程そのものは非常にシンプルですが、その中でも天板についての注意が2つあります。
むしろ仕上がりがこの2点に集約されているので、しっかりとこだわりたい部分でもあります。
やすりはしっかりかける
ささくれや少しのズレなどがあると、完成した後の使用感にも関わってきます。
始めのやすりがけはしっかりと、丁寧に行うと良いです。
ニスは思ってる倍くらい塗るのがおススメ
今回、私はニスを2度塗りしました。
光沢はそれなりにでたのですが、全体をなでると若干のざらつきが残っている箇所がありました。
ニスのコーティング自体はできているので使用には問題ないのですが、より職人が作ったような滑らかさを目指すのであれば、さらに1~2度は重ね塗りをしたほうが良いと思います。
まとめ:DIYした家具は愛着が持てる
今回はDIYでシンプルに作ることができるキッチンカウンターを紹介しました。
自分で作成した家具は愛着も持てますし、制作の手順もわかっているので、手入れするべき箇所なども把握しやすいです。
もちろん、このようなぴったりサイズの家具を購入してしまうのもありかもしれません。
ですがなかなか部屋の雰囲気やサイズが合うものがなかったり、それなりに良いものをと考えると、予算もそれなりにかかってきます。
対してDIYならもし使うことがなくなっても、他の家具として使いまわしたり、作り直すこともできます。
今回のキッチンカウンターにしても元は天板とカラーボックスだけなので「つぶし」がききます。
自分のイメージする部屋・家具を、自分の手で作ってみるのも一興です。
また何か作ったら紹介させていただきますので、皆さまのDIYも是非教えてくださいね!