- 副業を探していたら「ネットワークビジネス(MLM)」というものを見た。
- 昔の知り合い(特別仲が良いわけではない)から久しぶりに声をかけられた。
- 権利収入が得られるって話なんだけど、実際はどうなの?
こんにちは!ミーゴランです。
ネットワークビジネス。
詳しくは知らなくとも、社会人になったら一度はどこかで聞くワードかもしれません。
また、たびたびネットニュース等でも見かける題材でもありますし、もしかしたら実際に誘われた経験がある方もいらっしゃると思います。
そのあたりの話はこちら。
昨今、副業の解禁や「権利収入」と言った言葉も多く聞かれるようになりましたが、それに合わせてこのネットワークビジネスも最近改めて聞くようになっていたように思います。
私が誘われた時はもう10年以上前で、それからも2度ほど誘われたことがあるため常に一定の需要があってのことだとは思いますが、もしかするとこの副業の解禁に乗じてまた聞く機会が増えてくるかもしれません。
そこで今回は実際にネットワークビジネスのお誘いを受けるパターンと、(もしあまり気のりしなかった場合の)断り方について書いていきます。
※この記事はあくまでもネットワークビジネスそのものを批判するつもりはありませんが、実際に誘われた時の判断材料となることを目的としています。
ネットワークビジネスについて
ネットワークビジネスというのがどういったものか、ということはネットを検索すれば大概は出てきますが、簡単に言うと以下のようなものです。
- 物販、特に化粧品や健康食品に関する会社が多い。
- 「誘われた人」が買い物をしたり契約をしたりすると「誘った人」に収入がある。
- 縦の階層式になっており、(仮に)自分→誘った人→誘った人を誘った人→誘った人を誘った人を誘った人……というように「上に上に」登っていく。
化粧品や健康食品が多いのは「リピート率」が高いからだという話も聞いたことがありますが、要するにAさんがBさんに誘われて入会し商品を買うとBさんにその購入額に応じたマージンが支払われる、というもの。
ここで1つ私の考えを言っておきたいのですが、ネットワークビジネスでとても気になるのは「どこまで行っても一番得をするのは上の人」ということ。
仮にこのBさんが誘ったのが3人だとしても、うちの1人が新たに1000人誘った場合、単純にBさんは「1003人」誘った分のマージンがもらえることになります。
つまり、「誘われた人」は「誘った人」を一生追い抜くことができません。
通常の会社であれば営業成績や売り上げ高などで評価されることが多いところですが、多少言い方は乱暴ながら「先に始めていた」だけで得をする形になります。
だからこそそれが利点とも言えるのですが、そう上手くいくかどうかは未知数。
いったとしても相当な発言力と営業力が高い人に限られてきます。
ネットワークビジネスのお誘いパターン
ネットワークビジネスは「違法」ではありません。
ただ正直言って、よほどのタイミングや「失っても良い人脈」がなければ大成するのは難しいと思います。
そして、意外と困るのが「全く知らない人」ではなく、「ある程度の知り合い」から声がかかりやすいこと。
ものすごく気心の知れた友人がやっていたとしても以外と声はかけられません。
それは「学生時代の友人」であったり「仕事上の取引先」であったり様々なのですが、だいたい声がかかるパターンというものがあります。
【学生時代の友人の場合】
- 久しぶり!元気にしてる?
- 今どんな仕事してるんだっけ?
- お互い社会人になって時間経つしさ、ゆっくり話したいから今度2人でごはん行かない?
経験上、上記のような流れで連絡があります。
ポイントは言わずもがなですが、「2人で」というところにあります。
そういったお誘いがあった際「友人何人か呼んで行こう」と言っても「〇〇とゆっくり話したいんだよね」となればまぁ、ほぼ確定です。
余程仲の良い友達ならわかりませんが、学生時代にそこそこの知り合いでしかない相手が2人で話したいことって、そんなにありません。
【仕事の取引先/仕事上の繋がりがある人の場合】
- 仕事忙しいですよね?健康に気を使ってます?
- (あるいは)何かお仕事以外に収入ってあります?
- 面白い仕事の話があるんですが、今度お話聞きにきませんか?
仕事上のつながりがある方からの場合、こういった形で結構直球だったりします。
ただこれも経験上なのですが、このパターンの場合、軽く話だけ聞くだけなら……とついて行ったらすでに「クロージングまで持って行けるものすごい上の人」がスタンバってる場合もあります。
だいたい、学生時代の友人パターンだと「2人で話をしたあと当日あるいは近日中に上のラインの人を紹介する」というのが王道(俗に言うネットワークビジネスの“ABC”)です。
しかしこういったある程度初めからビジネス寄りの話をされた際、「今ならすごい人がいるから」と「限定感/お得感」を先に出してくる場合もあります。
ネットワークビジネスに誘われた場合の断り方
友人から、仕事上のつながりから。
恐らくこのどちらかのパターンで話が始まることが多いです。
ただ正直、こういったお誘いってネットワークビジネスに限らず、結構困ります。
よほどはっきりものを言える方であれば、相手の目をまっすぐに見つめて背筋を伸ばして左手あるいは右手を前に出し「お断りします」と言えるのですが、しがらみもあったりするとなかなか正直に言えないことも多いと思います。
そこでこういった勧誘などを受けた場合の断り方として有効なものを一つだけお伝えしておきます。
「断り方」をお伝えする前に一言「断って」おきますが、ネットワークビジネスに興味があって「いける」と思うのであれば初めても良いと思います。
ただ、結構初期費用やらスタートダッシュとかで大き目のお金がかかる場合もあります。
多くの場合、「ホテルなどのオシャレなカフェ」もしくは「相手のオフィス」で話をされます。
なんとかやんわり断るために一番良い方法は「とにかく一度持ち帰ること」です。
これは割と営業全般に言えることなのですが、だいたいの場合「話を聞いた“今”」が最もホットな状態なので「即決」を求めてきます。
もしかすると、メリットを聞いて「良さそう/できそう」と感じることもあるかもしれません。
ただ、その場で「やる」と言ってしまうと引っ込みがつかなくなってしまうケースが多いです。
また、その場で何か理由をつけて断ろうとすると「どこか引っかかる?不安なところがある?」と聞かれ、その理由を打ち消そうとしてきます。
下手に「やらない理由」をいうと「こうすればできるんじゃない?」と提案されます。
そのため、最も良い方法は「とにかく今は決められない」で通し「一度持ち帰って検討したい」と伝えること。
それでも「決められない理由って何かな?」と聞かれますが「とにかく今は決められません」と困った表情で伝えます。
それでもしばらく引き下がらないのであれば時計を見て「次の予定が」と席を立ってしまいましょう。
その後、数日してからメールで「あの件ですが、やはり今はご一緒することはできません」と連絡するか、なんなら相手から連絡があるまで放置しておいても良いと思います。
まとめ
ネットワークビジネスは、確かに需要があるのか、色んな人がやっています。
自分が憧れている人がやっていて、誘われてしまうこともあるかもしれません。
ただ、自分の気が進まないものははっきり言って手を出すものではないと思いますし、「断れない」よりも「やりたい」で選択したいですね。
- ネットワークビジネスで得する人はほぼ「最初に始めた人」だけ。
- 「誘われた人」は「誘った人」の1000倍成果を出しても一生追い抜けない。
- 誘われるパターンは2つ「久しぶりの友人から/仕事上のつながりから」
- 断りたいときは「とにかく持ち帰る」
すぐには難しいかもしれませんが「やりたいこと」だけをやっていく人生にしていきたいですね。
現場からは以上です。