過去とお金 PR

#20 業務委託契約の最後と少ない残金の使い道

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
  • 退職の意思を伝えるのって緊張するよね!
  • 精神がヤバくなってきたら好きな曲でも聞こう!

退職の申し出を決意

親からの指摘もあり、ようやくこの仕事を退職することに決めた日。

その翌日、いつもと同じように朝7時までには出勤しミーティングを終え、それぞれ割り振られたブースへと出発していきました。

最後の日は自転車で行ける範囲でのホームセンターだったと思います。

まだ辞めることは誰にも伝えてはいませんでしたが、これまでの半年間を振り返っていました。

それは、一番初めにこの仕事をすると迷いながらも決めた日からこの日までに稼いだ金額であったり、投資だと思って収入が少ないながらに中古本で営業の本を買って読んでみたりしたことなど様々です。

それに合わせて、転職先をどうするか、どんな仕事が今後自分の人生に於いてもっとも良い経験になるのかといったことを考えていました。

あくまでその場だけの営業活動のみをしていたので、引継ぎ等はあろうこともないと思っていたので、「自分が抜けたら」といったことは全く考慮はしていませんでした。

ただ、最後の最後まで「契約がたくさん取れたらまた考えるかも……」という、甘い考えもありました。

最後の日の業務が終了

そんな甘い考えは結局大成することもなく、最後の日は何事も契約もなく終了しました。

ブースの後片付けをしながら、今度はどうやって退職を切り出すかを考えていました。

一度前の会社を退職しているものの、やはりこういった報告は緊張します。

そうこうしているうちにブースの後片付けも完了し、会社へと帰りました。

表向きには誰にも言っていないので、周りのメンバーもいつも通り後処理をしています。

全ての後処理が終わってから社長に声をかけられ食事に行くことになりました。

「ラーメンを食べに行こう」ということだったので、最後の日だし何とかラーメンくらいなら食べにいけるお金もあるし帰りに言い出すタイミングを見つけよう、という気持ちで行くことにしました。

数人でラーメン店に行き食べ終わった後、会計の時、社長がお金を出してくれることになりました。

一度は自分で払うことを伝えたものの、良いから良いから、と言われその後は押し切ることができず結果として支払ってもらうことに。

おとおしゃん
おとおしゃん
この時のことは今でも申し訳なく思っているけど、社風からして退職後にもちょっと話しづらいまま今に至ってしまった……

退職の申し出を行う

それでもやはりいつまでも言い出さないのでは先に進みません。

食事の後、一度オフィスに戻るとのことだったので、オフィスのあるビルに入る直前社長を呼び止めました。

一緒に行っていたメンバーを先にオフィスへ戻るよう言って、社長と二人で話をすることになりました。

こちらから退職の申し出を行った際に親からも指摘をされたことを話したせいもありますが「君の気持ちはどうなの?」と言われました。

私個人としても、正~~~~直なところ生活に困らないお金さえあればまだ続けられるかなとも思いましたが、肝心のその部分が成立しておらず。

この会社と業務契約を結び半年、もう記憶でしかないですが、稼げた金額は全体で30~40万円くらいだったと思います。

続けたい気持ちが全くないことはないですが、事実支払わなければいけない色んなものをこれ以上後回しにして働いていくことはかなり気持ちも重くなっていました。

「悔しい」だとか「このままで終わりたくない」というのもありましたが、そういったものもまずは生活があってのこと。

心残りがなかったわけではありませんが、そういった気持ちを正直に打ち明け、退職をすることをその場で決めました。

社長からは「そういうことなら仕方がない」ということで、処理やそのほかの手続きもあるため翌日まではこれまで通り業務をしてから改めて処理を済まそう、となりました。

この時はこれ以上人数が減るのは厳しいと思われたのか、私自信にまだ迷いがあると思われたのかはわかりませんが、その点は承諾し翌日出勤をしました。

すると朝一で社長から再度呼ばれ、申し訳なさそうに「昨日は今日までと言っていたが、やはり今日はブースには出らずに処理だけしよう」と言われました。

恐らく退職が決まった者を現場で働かせるのは良くない、とグループ会社内で言われたのかどうかはわかりませんが、一日仕事をする気持ちであったところ処理だけ済ませることに。

確か最後の契約分の報酬についてはすぐに振り込んでいただいたと思います。

正直に言って金額はやはり少なかったですが、その時のお金で「短期目標」としていたアーティストのアルバムを買いました。

この仕事をしていた間ではCDのアルバム代もかなりの大金でしたが、これを機にきちんとした会社に就こうと考えるようになりました。