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健康なリクガメのために知っておくべき床材の種類と特徴について

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男性

リクガメの床材っていろいろあるけど、どれを選んだらいいの?

男性

そもそも床材って絶対にあったほうがいいものなの?

覗きこむダイダラボッチ

新しく、山を作ろうと思う。

リクガメの床材は、なかなか結論が出ませんよね。

ミーゴラン

こんにちは、おとおしゃんのコングロマリット(=おとコン)ミーゴラン(@thrs_f)です^^

前回はDIYで作るケージを紹介しました。

リクガメを飼育するうえで、飼育スペースをできる限り広く取ることは健やかに育てるために必要です。

そして、ケージと同じくらい大切な要素として、床材の存在があります。

床材に限った話ではありませんが、間違った飼育を続けているとリクガメが病気になったり最悪の事態になってしまうこともあります。

その1つの項目として、今回は床材についてフォーカスしていきましょう!

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ミーゴラン

ちなみに私は「床材はあったほうが良い」と考えています。

リクガメと床材について

結論から言うと、リクガメを飼育するときは「土」を使うのが最適だと私は考えています。

理由として、リクガメは言わずもがな「地面を歩く」動物だからです。

蛇や猿、鳥類などは樹上で生活するものもいますが、リクガメは一生のうちほとんどすべての時間を「地面に触れながら」生きています。

私たち人間の場合は靴を履いてアスファルトを歩いたりスリッパでフローリングを歩いたり、歩く場所に合わせて最適なものを選択することができます。

しかし、リクガメはそうはいきませにょね。誤字すみません。いきませんよね。

そのため、私は飼育環境を作るとき、可能な範囲内にはなりますが野生のリクガメが生息している場所をベースに考えるようにしています。

その中でも、床材についてはリクガメの種類やメンテナンスのしやすさなど、使う条件や好みによって分かれてくるのが実情です。

あとこれは人間側の都合でもありますが、床材が何もない環境だとリクガメの排泄物でにおいも強くなります。

そこで、リクガメにとって考えるべき床材の条件について、まずは見ていきましょう。

爪の引っ掛かりがあるか

リクガメの爪

リクガメにとって、爪は歩きまわるのに重要なパーツです。

傾斜のある場所を登ったり、地面を掘ったり、リクガメは案外器用に爪を使って運動をしています。

そのためガラスなどのツルツルした素材の床の場合、爪が引っ掛からず歩きづらそうにすることがあります。

猫や犬とかがフローリングを滑ってバズる動画はたくさんありますが、リクガメの場合は足腰に負担がかかったりストレスになってしまいます。

人間で言うと、部屋がローションまみれだったら過ごしにくいですよね。異常に体張ってるYoutuberとかがやってそうではあるけど。

踏ん張りがきくかどうか

リクガメの後ろ足

爪が引っかかるものであるとともに、リクガメが踏みしめたときに踏ん張りがきく「重さ」があるかどうかも考えたいです。

脚が沈んでしまったり、体を持ち上げにくそうな柔らかすぎるものや粒が軽く細かすぎる砂などは避けたいところ。

歩きにくい環境が長く続くと、足腰が弱ってしまい甲羅を引きずりながらでなければ歩けなくなります。

人間だって床全体がビーズクッションやボールプールだったら歩きにくいと思います。子供は喜ぶかもしれんけど。

口に入れて有害なものではないか

あくびするリクガメ

リクガメがエサを食べるとき、床材が一緒に口に入ってしまうことがあります。

飼育者がエサ場に床材が入らないように気をつけても、リクガメにとっては知ったこっちゃないので「なぜそこに?」というところに散らかったりします。

床材が口に入らないサイズであれば食べることはないでしょうが、誤って食べてしまうことで腸が詰まって排泄ができなくなったりする場合があります。

自然界でミネラル分を摂取するために土を食べることはあるそうですが、食べることで害となる可能性のある床材や、砂利など硬すぎるものは避けたほうが無難です。

湿度も考える

リクガメをケージで飼育する場合、湿度の維持にも気を配る必要が出てきます。

リクガメは、うちでも飼っているギリシャリクガメなどの乾燥系、インドホシガメなどの湿潤系と言われるものに大きく分けられます。

「乾燥系」とはいえ、砂漠に住んでいるわけではないので、ある程度の湿度が必要です。

また、種類にかかわらず、甲羅をキレイに育てるためにも湿度が大きく関わります。

その湿度を保つためにも、床材は重要になってきます。

保水性のあるもの、ないものとあるので作りたい環境に合わせてチョイスしましょう。

なお砂漠の湿度は20~25%が平均と言われていますが、日本は地域によっては冬に10%とかになるときもあるそうなので注意が必要です。過酷すぎ。

一般的な床材の種類について

  • 爪のひっかかりがあるか
  • 踏ん張りがきくかどうか
  • 口に入れても害はないか
  • 湿度は維持しやすいか

これらの条件を踏まえて、一般的に使用されている床材についていくつかピックアップしていきます。

ヤシガラ

ヤシガラ(パームチップ)は、ヤシの木や実をほぐしたものです。

ヤシガラ床とリクガメ

※写真はイメージです。

保水性にすぐれていて、湿度の維持もしやすいので、多くの飼育者さんも使用されていますね。

ある程度形が残っているものから、こちらのようにほぼ土のように細かくして圧縮したものをふやかして使うタイプなどさまざまあります。

ヤシガラについては、ポゴナクラブさんの商品が丁寧に選別されていると評判です。

Twitterでも「中の人」が実際の選別風景を投稿してました。

  • 乾燥 / 湿潤どちらでも使える。
  • 価格も控えめで多く使う場合にも優れる。
  • 交換時、燃えるゴミとして処分できる。
  • 商品によっては繊維質が多く、誤飲すると腸に詰まる恐れがある。
  • 湿度の高い環境だとカビが生えやすい。
  • リクガメの個体差によってはアレルギーがある。

バークチップ

バークチップは、松の木の皮を細かく砕いたものです。

※写真はイメージです。

園芸用品としても一般的なので、リクガメを飼育したことがない人でも見たことがある方も多いかもしれませんね。

粒の大きさも複数あり、リクガメのサイズに合わせやすいです。

さらにヤシガラと比べ形がしっかりしていて硬く、よほど小さい破片になっていなければリクガメの口にも入りにくいです。

ただ空気中の湿気を吸ってしまって乾燥しがちなので、バークチップのみだと湿度の維持はしづらいかと思います。

また、ヤシガラよりも若干ですが「お値段」がします。大きいケージだと使用する量も多いので出費がかさみそうですね。

ヤシガラをケージ底面に敷いて、表面にバークチップを使っている飼育者さんもいるようです。

  • 乾燥した環境を作りやすい。
  • 硬く崩れにくいため、リクガメが誤飲しにくい。
  • 交換時、燃えるゴミとして処分できる。
  • 湿度を高く保つ環境には向かない。
  • ヤシガラと比べると少々コストがかかる。

赤玉土

我が家でも使用している赤玉土です。

赤玉土は、火山灰が積み重なってできる層から採取した「赤土」を乾燥させて作ったものです。

※「写真はイメージ」ではありません。

赤玉土は、ヤシガラやバークチップとは異なり「土」です。

園芸はもちろんメダカの飼育、はたまた「ソイル」の代わりとして熱帯魚の飼育に用いる猛者もいます。動物園などでも使用しているところもあります。

価格も安く、保水にも優れているので湿度も維持も比較的かんたんです。景観としても自然に近い環境を再現しやすいのも特徴ですね。

土なのでリクガメが口に入れても崩れ、よほど大量に食べない限りお腹の中で詰まるようなこともなさそうです。

土を食べること自体は、野生のリクガメでもミネラルを補給するために食べることもあるので、問題ありません。

ただ土であるがゆえ乾燥していると土埃が舞いやすく、粒状に固まった土なので使っているうちに崩れて粉状になっていきます。

それにより、どうしてもリクガメが汚れやすくはなると思います。

それはそれでワイルドで自然な姿なので私は好きなんですが、隙間から砂埃が舞うかもしれないので、室内の汚れが気になる方は要注意です。

窓を汚すリクガメ

↑窓をよくカリカリするのでそれもあって汚れます。

また、似た性質のものとして「鹿沼土」というものがありますが、どちらでもよいと思います(すごく厳密に言うと鹿沼土は土ではなく軽石らしいのですが)。

ひとつ感想を言うと、鹿沼土は赤玉土よりもさらに「粉感」があるように思います。ここは色味等を踏まえて考慮したいですね。

  • ホームセンターで買うととにかく安い。
  • 乾燥させても湿らせても使える。
  • 自然に近い環境が作りやすい。
  • リクガメが汚れやすい。
  • 土埃が舞い、部屋が汚れる恐れあり。
  • 廃棄するとき、気軽には捨てられない。

我が家でのブレンド

私の家では赤玉土をベースに、川砂と有機石灰をブレンドしています。

赤玉土はもともと弱酸性(pH5~6)の性質を持っています。

さらに、リクガメの排泄物や食べ残したエサのカスなどでだんだんと酸性に傾いていきます。

そのため、園芸でも使うような石灰を加えることで、土を中性(pH7)に近づけることができます。

またもともとギリシャリクガメが生息している地中海気候の土地には、テラロッサという石灰岩を多く含む土地が多くあります。

そのため、石灰を加えることでより野生の風土に近づけられると考えています。

なお、我が家ではこんな感じでブレンドしています。

  1. 赤玉土:砂 = 8:2
  2. 有機石灰 土1リットルあたり5g

有機石灰をブレンドする量は、袋の説明書に記載している目安の量とほぼ同じです。

床材が酸性に傾くとカビが生えやすくなるそうなので、カビの防止にもなるかと思います。

屋外で飼育するスペースを作ったときも、地面に有機石灰を多めに撒きました。

あまりおススメできない床材

よく使われている床材として下記の3つを挙げてみました。

  • ヤシガラ
  • バークチップ
  • 赤玉土

リクガメには、これ以外にも床材として使われているものがさまざまありますが、その中には正直あまりおススメできないものもあります。

私も以前、使用していたものもありますが、理由も含めて2つ紹介します。

ウォールナッツサンド / コーンサンド

  • くるみの殻を砕いたウォールナッツサンド / デザートブレンド
  • とうもろこしの軸を砕いたコーンサンド

このうち、コーンサンドはリクガメを飼育し始めのころ「原材料が食べ物なので口に入れても大丈夫」ということで店員さんに勧められて使用していました。

確かに原材料は食べ物ではあるのですが、粒が軽く小さいので、エサに付着しやすいです。

それゆえ口の中に入りがちになってしまい、硬いので消化もされにくいです。

そのまま消化されずに排泄されればよいのですが、お腹の中で詰まってしまうと、リクガメの死につながる恐れがあります。

あえて強い言葉を使ったのも、実際に起きているからです。

リクガメではありませんが、爬虫類で同じような事例が動物病院で紹介されていました。

ヒョウモントカゲモドキの異物誤飲(床材) – もねペットクリニック

※手術時の画像も掲載されています。苦手な方はご注意ください。

こういうケースもある、というだけで問題なく飼育できている方には申し訳ありません。

ですが、わざわざリスクを取ってまで使うほどの床材でもないかと思います。

また、吸水性もないため湿度を保つのも難しいです。

  • 誤飲しやすい
  • 湿度を保ちにくい
  • 軽すぎるため、リクガメが地面を踏みしめにくい

カルシウムサンド

  • 天然石を砕いたカルシウムサンド

カルシウムサンドは、天然石を砕いて粒状にしたものです。

リクガメ用としても販売されており、天然石が原材料なので重さもあるためリクガメにとっては歩きやすいようです。

ただ、中には粒に角があるものもあり、誤飲してしまうと胃や消化器官を傷つけてしまうおそれがあります。

カルシウムサンドというくらいなのでリクガメが食べてもよさそうな気がしますが、あまりおススメはできません。

カルシウムを補給させたければエサにCa粉末を混ぜたりすればよいので、床材から吸収させる必要もないです。

一見すると一石二鳥な床材に見えますが、床材は床材、カルシウムはカルシウムで考えたほうが確実です。

また、保水性がないので、リクガメにとっては砂漠にいるような環境となりやすくなります。

  • 誤飲すると消化器官を傷つけてしまう
  • 湿度を保てない
  • 海外サイトで「リクガメが急死した」という記録もある

おわりに

リクガメを飼育するための床材について紹介しました。

この記事のポイント
  • リクガメが誤飲してトラブルになりそうな床材は避ける
  • 湿度が管理しやすい床材を選ぶ
  • 迷ったときは「野生の環境」を思い出す

困ったら「どういった環境にすれば野生に近づくのか」ということを考えていただければと思います。

温度やエサについては、どんな飼育本にも書かれていますが、床材についてはあまり詳しく書かれていません。

というのも、リクガメの種類や個体によっての差も大きいので「これにしておけば万事OK」という床材を定めにくいことも由来しているのではないかと思います。

自分のリクガメを見て、ベストな床材を決めていきたいですね。

ではまたまた~ノシ