こんにちはー、どうも、約2年くらいテレワークで会社員やってるミーゴラン(@thrs_f)です。
昨今のコロナウィルスの影響で、在宅勤務を取り入れている企業が急増しているそうですね。
(正直、実数とかは全然調べてないけど)テレワーク、個人的には非常にアリだと思っているのですが、世間では結構賛否あるようで……。
意見はいろいろあると思うんですけど、日本と諸外国では向き不向きってあるよな、と思って今回はいくつかデータを交えて書いていきます。
日本と外国のテレワークについて
これは後で調べてみたデータも掲示するんですけど、諸外国に比べてやっぱり日本はテレワークの普及はまだまだですね。
個人的な印象としても、昔勤めていた会社の影響もありますが、「人と会ってナンボ」みたいな風習は多少なりとも理解している部分もあります。
でもテレワークだと「熱意が伝わらない」なんて言っちゃう会社もあるかもしれませんネ(^^;トホホ
それもあって、なんだかんだ「イノベーション」だの「サスティナブル」だの「ASAP」だのとカッコイイ英語を使いながらも、根幹は良くも悪くも「日本企業」な会社が多いのは事実です。
私も昔、営業職で「電話でクロージングなんかできるか!」と言って土砂降りの中、商談に向かうこともしばしばありました。
(外国の営業職を知らんので偉そうなことは言えないんですけどね。)
日本のテレワーク普及率
総務省の出していたデータでは、以下のようなデータがありました。
コロナの影響で少なからず今年「よっしゃ、テレワークすっぞ!」となった企業はそれなりにあると思いますが、少し前まで「テレワークかぁ、オラ、考ぇたこともねえぞ!」という企業がおよそ8割でした。
どう感じるかは人それぞれだと思うのですが、個人的には「少ねっ」でした。
あと、非常時のテレワークが解除されるとそれまでの運動不足から「けが人」が増える恐れがあるらしいです。普段から運動しようよ。
海外のテレワーク普及率
逆に、海外はどれくらい普及してんだって話なんですが、以下データがありました。
はは、85%!?
申し訳ないです、割と驚いちゃったので本心が出てしまいました。本気出す直前の戸愚呂弟かよ。
調べたところ最もテレワークが普及しているアメリカのデータなのですが、完全テレワークの会社はおそらくここまで多くないものの、シーンによっては在宅勤務に切り替えられる準備のある会社は日本の比ではありませんね。
少なくともデータ上では「柔軟に働き方を変えられる仕組み」は日本よりアメリカの方が進んでいるんじゃないですかね。
案外GoogleやAppleといった超有名企業はテレワークに積極的ではない、という説もあるようですが、統計的に言えばずば抜けていますね。
日本はテレワークにまだ向いていない3つの理由
普及率は諸外国からすると、まだまだこれからといった印象ですが、そもそも日本ってテレワークに向いているんですかね。
ここは正直、業種の割合や就業者数とか前提条件がかなり重要になってくると思うので断言できないところはありますが、私個人としては「日本の社会の風土」から普及には多くの課題があると考えてます。
決して「アメリカに比べて日本はさぁ~~~」とか言ってるわけではないのですが、テレワークをより定着化させるのであれば、根幹から変えていく必要があると感じていることがあります。
理由① 評価基準の問題
昨今実力主義を前に出している企業は増えてきたように思いますが、表面上は外資系の真似事をしていても評価基準は曖昧で、結局は年功序列だったり昇進/昇給にはある程度の「年数」を必要としている会社が多いのは事実です。
経営サイドは高い給料を支払って新卒から優秀な人材を採ろうとしても、中間管理職のおじさん方がやんややんや言ってなかなか結局うまくいかない、といった記事も以前よりも見かけるようになりました。コンフォートゾーンという言葉があるように、ある程度居心地の良い場所にいる人は「変えたくない」ので若い人材が活躍するのは面白くないと思ってます。
しかも、例えば在宅勤務と会社に出勤している社員がそれぞれ同じ仕事を行っている場合、もちろんケースによるとは思いますが、後者の方がコミュニケーションも取りやすいため上司や評価する側の目に留まりやすいこともあります。つまり、人事評価の公正さに欠けてしまいかねません。
私は基本(もちろん勤怠面でも優秀なうえで)仕事は成果主義だと考えていますが、マネジメント側からするとそれだけでは評価に値しないなんてことはザラなので、そのうえで出勤している社員とそうでない社員に差が出てしまうなんてことになると「事」ですよね。
テレワークを定着化させるのであれば、このあたりの評価基準は明確に定めておかないと、出世意欲の高い社員は地に足がついていない感覚が付きまとうことになります。ただでさえテレワークってコミュニケーション取りにくいので。
理由② 何かと集まりたがる
良く言えば仲間意識が強い、悪く言えば周りを見て安心したい人が多い。そんな古い村の文化のようなものもまだまだ根強く残っています。
これがどういう弊害を生むかというと、結局のところ「飲み会/集まりに参加してないやつは目に留まりにくい」んですよね。
ただ、参加しているから、場を取りまとめて盛り上げているからと言って、それが必ずしも評価される材料になるかというとそうでもない場合が多いです。
私も以前、社内政治は大切だと考えて極力そういった集まりには積極的に参加するようにしていましたが、やってみた結果特段参加したくもない集まりに行ってもリターンに繋がるかどうかも不透明でしたし何なら逆効果だったこともあったので「あ、やめよ」となりました。(友達や気の良い仲間同士で行く飲み会とかはもちろん好きです。)
理由③ まだまだ出社が必要な業務は多い
これは日本だけに限ったことではないのかもしれないですが、とにかく日本は「書面」にこだわる会社も多いので、印鑑や紙ベースでの書類の文化を捨てきれない一面があります。
もちろん、時流に乗ってすでに印鑑を廃止しようとする動きであったり、デジタルでの証書に切り替える会社も出てきているようですが、古いタイプの大企業などは特にここの問題でテレワークに切り替えるのには時間がかかりそうです。
私の妻はとある住宅会社の事務として働いているのですが「テレワークにならないの?」と聞いたら「え?ないよ、たぶん無理じゃない?」と言っていました。
ただ、考え方によってはテレワークは無敵
課題は多く残るテレワーク問題ですが、私もここ数年テレワークをしていますし、考え方によってはテレワークはかなり有効な働き方だと思っています。
何事も「目的」が一番大事なのですが、今の私は家族と過ごす時間だったり、特に望んでいない社員同士の付き合いも断りやすい/誘われにくいことがかなり大きいです。
出世や昇進についてはこれまでにも書いた通り評価基準があいまいなこともあるため、チャンスが来た時につかめるように日々準備をしているつもりではありますが、そこに依存せずに「自分で稼ぐ力」を今は蓄える努力をしています。
まとめ:それでもテレワークには可能性がある
まだまだ解決していくべき問題の多いテレワークですが、やはり働く場所を選ばず仕事ができるのは大きなメリットです。
自分の住みたい場所で仕事をしたい。通勤時間を0にしたい。
これまではある意味それなりの成功を収めた人でしか実践できなかったことを、会社員という立場を保ったままできる可能性があるのは、それだけでもモチベーションに繋がることにもなり得ます。
私も、会社を辞めたくなくてもいつかは両親の家の近くに引っ越しをしたいなと考えている(孫の顔も見せられるし、なんならたまにで良いので世話してもらえる)ので、個人としてはこの風に乗ってより働き方が変わっていくといいなと思います。
皆様の働き方も今後より良いものとなっていきますように!
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あ、終わりです!