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#29 支社の統合と新たなる転職

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  • 会社都合の退職の場合、転職は焦らなくてもいいよ!
  • でもハローワークに行ったり必要な手続きは忘れないようにしよう!

結婚式からしばらく経って

結婚式前日に実家が震災に見舞われるという大きなトラブルがあったものの、親族の協力もあり無事挙げることができた結婚式。

それからしばらくは余震が続いていたものの、実家のほうも家の修繕をしたり仕事も再開したりと、本来の生活リズムが戻ってきたようでした。

生来明るい性格の両親ですがこの時ばかりは「もうだめかもしれないと思った」と言っていましたが、普段の生活に戻ってきている実感もあり、一安心でした。

そんな中、会社(当時全国に複数支社がありました)の方針で、勤めていた支社が本社と統合されることが発表されました。

本社は東京の企業だったため、本社もしくは近くの支社への異動も道としてはありましたが、結婚したばかりかつ実家からあまりにも離れてしまうのはまだ心配もある。

そこで、3年間勤めた会社を退職することに決めました。

新たな転職先を探す

勤めていた会社の支社が本社との連携強化のために統合。

これには正直、驚きはありましたがその後を悲観することは不思議とありませんでした。

妻からも当時からこの勤めていた会社のサービス残業も多く、休みも今一つ不安定だったため「いつまでそのベンチャー企業で働くの?」と言われていたこともあります。

チャチャ丸
チャチャ丸
イケ〇ヤさんみたいでござるなwww
おとおしゃん
おとおしゃん
あのパワーワードって汎用性バツグンだよね。
セイ龍(ロン)
セイ龍(ロン)
論点をずらすな。

退職する(支社が本社に統合される)ことが決まってから就職先を探すことに決めていましたが、ここにあまり焦りはありませんでした。

もちろんお金も必要なので間を空けずに働かないといけないということは間違いありませんでしたが、それよりも今後は「時間と家族を大事にしなければならない」という想いがありました。

その点を重視したいがため、次の転職にはある程度時間をかけてもいいと妻に言われてもいました。

なので以前はとにかく早く転職を決めないといけないことからも、転職エージェントも使わず自分だけで転職活動をしていましたが、今回は少し時間に余裕もあることから「今後何をしていきたいか」を考えることにしました。

転職エージェントにも再度登録しなおし、また転職フェアにも行ってみたり、自分の手持ちでできることは何なのかじっくり探していきました。

転職エージェントで3社、転職フェアから1社

人生で3社目に努めたベンチャー企業。

その会社が本社との統合により、いよいよ退職する日がやってきました。

事務所の片づけを行い、業者へ本社への荷物をすべて運び出した後、施錠。

退職することは以前から決まっていたため、それにあたって何か形式ばったものがあるわけでもなく、残った数人の社員と「お疲れ様」と言い合ってそれぞれの岐路に着きました。

なんというか久しぶりの「無職」になった感覚は意外と心地よく、焦燥感はありませんでした。

というのもハローワークへ雇用保険の申請を行っていたので、当月分の収入はないにせよ、しばらくの間は問題なく過ごせることがわかっていたこともあります。

結婚はしていましたが、まだその時点では子供もいなかったため、妻とも話し合って「1ヶ月」は次の進路を決めるための時間としていたのもありました。

自分の最終的なゴールはどこなのか。

家族の時間を大切にしつつ、キャリアアップを目指せる業種。

そういった「物質的なゴール」に加えて「精神的な承認欲求を満たせる」ことも重視して考えることにしました。

収入や時間はもちろん大切です。

お金も欲しいが、今後家族が増えた時にあまり時間を犠牲にしたくはない。

それに合わせて、直前に勤めていた会社では社員同士のコミニュケーションは良好でしたが、お客様からのクレームも正直なところかなりありました。

それは自分がフォローアップ中心の部署にいたこともありますが、休日に商材についての連絡が入ることはザラ。

お付き合いのある会社も多様な業種であったため、夜中の24時あたりに電話があったこともありました。

おとおしゃん
おとおしゃん
旅行先でプロポーズした日にもかかってきてたことがあった……さすがにその時は無視したけど。
驚太郎
驚太郎
「暴露」ッ!!
おとおしゃん
おとおしゃん
そして休み明けに連絡したら「私が昔働いていたところは24時間365日……」から説教始まって怒られた。
セイ龍(ロン)
セイ龍(ロン)
自分の基準が「正義」になっている相手は手ごわいからな。

そういった意味からもある程度「業務は業務、プライベートはプライベート」と切り離して仕事ができる会社はないか探していました。

おとおしゃん
おとおしゃん
仕事がしたくない、ってわけじゃないですよ、ほんとに。

とはいえいつまでも無職で収入源もないのは問題なので、気になった会社や転職エージェントで勧められた会社のいくつかには応募をかけていました。

1社目はプロ野球球団の運営会社だったので経歴を含めダメ元で応募しており、実際に見送りになりました。

おとおしゃん
おとおしゃん
もともと募集要項に「大卒」って書いてあったしね。こんなことなら大学出とくんだったとちょっと思った。

それからは応募した会社の返答を待ちながら、ある意味その結果よりも大事な報告を妻から受けることになります。