過去とお金

#6 取り返せない投資分とキャッシング返済の足音

  • ネットワークビジネスは甘くない!
  • マジで取り組むほど友達はいなくなるよ!

ネットワークビジネスでの活動開始

さて、お金もないくせに20万のキャッシングという「大いなる初期投資」を行ない、これまでにない緊迫したネットワークビジネスでの活動が始まりました。

「頑張り次第では何百万も稼げる。それだけで生活していたり海外旅行に行っている人もいる」

そういった話にふわふわ乗せられた時の気持ちは、手元の借金も相まって冷めるのに時間はかかりませんでした。

といってもなにせ営業なんかしたこともないうえに普段の生活ときたら「厨房にこもりっきり」だったので、誰かに話を持ちかけることはおろかどんなことから始めたら良いものかわからなかったのです。

おとおしゃん
おとおしゃん
店の外の人と話すなんて業者の人以外はほとんど皆無だったもんね。
 

私を誘った女友達とその上の人からの助言は、

 
  • まずはリストアップ、電話帳に登録している大切な人だと思う人から声をかけて。
  • メールや電話ではダメ。必ず対面で話をして。
  • 「詳しい話を聞きたい」とさせてから上の人を紹介して。もしくはセミナーに連れてきて。
  • それまでは社名、商品名共に出すのはNG。
  • 週に一回は同じグループの人と集まって話をしたほうが良い。

その他にもルールとか決まりみたいなものはあった気がしますが、教えられたことのいくつかは「その通りだ」と思えても何の経験もないゼロスターターが武装するにはあまりに心許なかったことを覚えています。

おとおしゃん
おとおしゃん
正直、「これだけ?」と思ってたね。なんかもうちょっと楽な方法ないんかいと。

チャチャ丸
チャチャ丸
甘すぎでござるwww
 

チャチャ丸
チャチャ丸
無言で顔だけ消すのはダメ。

また、事情はわからんでもないのですが「商品名やサービス名」を言わずに連れてくるのはだいぶ無茶だなと思いました。

おとおしゃん
おとおしゃん
ハッキリ言うと、「そうじゃないと話だけ聞いて後から検索されたらマズいのかな?」と思ってました。

じわじわ消費していくお金と時間

中でも「毎週決起集会のようなものをする」のが金銭、時間共に地味に辛かったのを覚えています。

公共の乗り物を使っていくのですが、往復に1000円。

いつもコーヒーショップやファミリーレストラン等で集まっていたのですが、周りが何か飲み物を頼んでいる中、自分だけ何も注文しないわけにもいかないので毎回500円くらいの出費。

さらに時間にして往復2時間。

週に一度あるかないかの休みにそれだけの時間をかけて行う価値があったかどうかもわからず、言われるがまま2ヶ月くらいは出席していました。

参加していたメンバーもたまたまなのか年が近かったので、集まっても始め少しだけ近況報告みたいなものをしてあとは毎回学生時代の友人と話しているだけのようなだらだらとした会話をしていました。

その時知り合った何人かは今でも交流がある(もう全員ネットワークビジネスはしていない)ので「大人になってから友達ができた」と考えると、この点だけそういう意味ではいい経験だったのかもしれないですが。

全く取り戻せない投資分と始まる返済

そんなこんなで2ヶ月くらいはなんとか「誰かに声を掛けないとなぁ」くらいに考えていたのですが、結局成果は出ず。

若おとお
若おとお
大切な人って、両親家族と数人しかおらん……

しかも自身はキャッシングまでしているので、

若おとお
若おとお
なんか後ろめたさもあって両親には言えん……

と思っていた上、大して惚れてもいない商品を勧めないといけないので、数少ない友人にもなんだか言い出しづらい。

前回も記載しましたが、実質は20万の支払いをしてもらわないといけないので、あまり強くも誘えません。

おとおしゃん
おとおしゃん
便宜上「自分のため」だけど、それがないと紹介者にまとまったバックがないからね。

結局友人1人にだけセミナー来ないか誘ってみましたが、ズバッと言う友人だったので、「お前なんか騙されてるんじゃないの?」とハッキリ言われてしまいました。

おとおしゃん
おとおしゃん
そいつは今でも友達でいてくれてるから感謝しかない。

ガチの友達を呼び込むと友達減るな、と確信した瞬間です。

表向きはいい商品を紹介して大切な人を市販品から守る!というような理由だったと思いますが、早い話知り合いに営業をかけるわけですしね。

こういった理由からもよっっっっっぽどの熱意と多少失っても問題ない、という人脈がない限り、ほとんど稼ぐことはできないんじゃないかと思いました。

おとおしゃん
おとおしゃん
商品はいいんだろうし、お金に余裕がある人はビジネス抜きで愛用者とかもいると思いますけどね。

そしてさらに、キャッシング返済の影は日に日に濃くなっていきました。