リクガメ

【リクガメの飼い方】寿命が縮む?シェルターの是非について

  • リクガメを飼うとき、シェルターって必要なの?
  • なくてもいいって意見を聞くけど、実際どうしたらいいか知りたい。
  • 他の人がどんなシェルターを使っているのか参考にしたい。
ミーゴラン

こんにちは、おとおしゃんのコングロマリット(=おとコン)ミーゴラン(@thrs_f)です^^

リクガメを飼育していると、さまざまな意見が目に入ります。

それらは各飼育者さんが実体験したものから、飼育書に書いてあることなど多種多様です。

リクガメは犬や猫と違い少しマイナーだったり、もともと寿命が長いこともあってか、研究がまだまだなされていない生き物でもあります。

そのため多くの飼育者さんは得た情報をもとに、かめをよく観察しながらベストな飼育環境を作っていくものですよね。

その中でも「シェルター」「床材」については永遠のテーマといえる1つです。

安心する場所を用意するために必須、全身が隠れるくらいの床材があれば不要、など意見はさまざま。

では、シェルターはなぜ配置するのでしょうか?

その点を十分に理解しておかなければ、残念な飼育方法になってしまっていると言わざるを得ないかもしれません。

今回はこの「シェルター」について考えていきましょう!

シェルターは「必要」か?

ミーゴラン

結論から言うと「あったほうが良い」です(キリッ)

いきなり賛否両論ある書き出しかもしれませんが、私は「必要」派です。

なぜそう思っているのか、まずはリクガメの習性から見ていきましょう。

リクガメの性格

リクガメに限らず、かめの特徴として最も象徴的なものとして「甲羅」があります。

これは例えばワニなど他の爬虫類や肉食獣と違い「守り」に重きを置いた形状と言えます。

もちろん個体差として好奇心が強い・弱いといった差はあれど、種として「攻撃に特化」している生き物でないことは想像がつきますよね。

なのでかめにとっては第一に「安全」なんですよね。

甲羅の形状ゆえの弱点

甲羅で身を守る習性があり、「防御」にステータスの9割を振っている「かめ」ですが、その形状ゆえのデメリットもあります。

何かというと「視野の狭さ」です。

その形から、かめはよほど特殊な状況に置かれない限り、自分の甲羅をみることができません。

そのことから野生化でも、かめは空中から襲ってくる猛禽類などの鳥類が天敵と言われています。

というのも、いくら甲羅が固くとも持ち上げられてしまうと抵抗もままならないからです。

また緊急時に「避ける」「跳ぶ」「素早く振り返る」といったことも得意ではなく「耐える」というのが基本スタンスです。

飼育下でも上から手を入れて持ち上げることはストレスがかかるとされていますが、甲羅の形もあり、常に頭上からの脅威に晒されているといっても過言ではありません。

武士で言えば「常に背中を切られる危険を感じている」ということです。怖いですよね~。

狭い場所が好き

  • 攻撃よりも「防御」。
  • 甲羅の形状ゆえに視野が狭い。
  • 危険が迫った時、逃げるのではなく「耐える」。

これらの特徴もあってか、特に飼育している人は経験したことがあると思いますが、リクガメは狭いところが好きです。

部屋に放していると、家具の下やカーペットなどに潜り込もうとしたり、とにかく隙間を見つけると突進していくリクガメも多いです。

↑なにもそこに入らなくても……というところにいたりする。

リクガメに限らず、うちのヌマガメの「ぼた」も昔脱走した時、部屋コーナーのテレビ台裏に隠れていたこともありました。

また、パンケーキガメという種類のかめもいるのですが、もはや甲羅の防御力よりも「隙間に隠れる」ことに重きを置いて進化したものもいます。

甲羅が先か、隙間が先かみたいな話ですが「身を隠したい / 安全な場所に行きたい」と思うのは生き物としての生存本能なんでしょうね。

重要なのはリクガメに「選ばせる」こと

  • 「かめ」は身を隠す生き物。
  • 背中を晒していることはストレスにつながる可能性がある。
  • 狭いところが好き。

こういったことから私はシェルターが「あったほうが良い」派ですが、一番重要なのは当事者のリクガメに「選んでもらう」環境を用意してあげることです。

シェルターに入りたい日もあれば、土を掘って潜りたい気分の時もあります。

そういった環境を用意したうえでリクガメが「何を選択するか」はゆだねています。

とはいえうちのリクガメは80%くらいはシェルターに入って寝ているので、気に入ってはもらえているようです。

「よもぎ」は小さいので中で軽々方向転換できますが、「きなこ」はそれなりにデカいので基本頭から突っ込んでます。

おススメのシェルター紹介

リクガメにシェルターがあったほうがいいのはわかった!

じゃあ、どんなのがよく使われているか教えてくれ!

ここからはよく使われているシェルターと、それぞれ感じたメリット・デメリットを挙げていきます。

市販品を使う

やはりまずよく見かけるのは市販品のシェルターですね。

材質や大きさなど、さまざま揃っています。

リクガメの飼育書などには「かめのサイズに合ったものを選びましょう」といったことが書かれていることもありますが、正直かめより大きめのものを選んだほうがいいと思います。

すでに成長したリクガメならまだしも、ベビーはすぐ大きくなっちゃうので。

奥に行くにつれ薄暗くなるくらいだとリクガメも安心しやすいみたいです。

まずは岩の形をかたどったものですね。リクガメをはじめ爬虫類を取り扱っているどんなお店にも一個は置いてあると思います。

ヌマガメの陸地を兼用しているものなどさまざまあり、自分が作りたいレイアウトに合わせて選ぶことができますね。

木製のシェルターもあります。これは上に観葉植物などのレイアウトもしやすそうですね。

ただ、それぞれ値段をみてもらうとわかるのですが、市販品はものによって3,000~4,000円とけっこう結構「します」。

特に、本当は言っちゃいけないんでしょうけど木製のものなどは「工夫して木を貼り合わせたら作れるのでは?」と思うものもあります。

予算に余裕のある方はよいですが、複数個用意する必要があるとなかなかの出費になります。

  • サイズ、形状も様々。
  • 自然にフィットしやすいデザインのものも多い。
  • ものによっては予算がかかる。
  • DIYのスキルがあれば作れるものもある。

園芸用品を流用する

市販品と合わせてよく見かけるものとして、植木鉢などの園芸用品を使う方法があります。

事実、私もいくつか園芸用品を使ってきましたし、現在も植木鉢を加工してシェルターにしています。

材質や大きさなどによってそれぞれ利点と懸念点もありますが、いくつか実際に使っていたものを特性別に挙げていきます。

プラスチック製 / 壁掛け用プランター

壁掛け用のプラスチック製の植木鉢 / プランターです。

↑画像クリックでダイソーのページに飛びます。

丸い鉢を使おうとすると半分に切るなど加工が必要ですが、これはすでに半月型になっているのでそのまま使えます。

形もリクガメの甲羅の形状にフィットしやすく、洞穴っぽくなっていて良いですね。

何より「安い」。

これはダイソーの商品ですが、これほどコスパの良いシェルターはありません。シェルターではないけど。

また軽く取り扱いやすいのも利点ですが、同時にデメリットでもあります。

ちょっと力持ちのリクガメだとこうなります。

メインとして使う場合は、床材に埋めて動かなくするなど対策するのがベターです。

  • 加工不要、そのまま使える。
  • 安い。100円で買えるシェルターとしては最強クラスかも。
  • 軽い。力持ちなリクガメだと「どすこい」される。
  • 湿気を全く吸わないので乾燥しやすい可能性あり。

ダイソーではないですが、ネットショップでも取り扱いはあります。

花壇用ブロック

こういった花壇用のブロックを使うのも1つの方法です。

重量のあるものなので、通販で買うと送料とかの関係で割高になってしまいますが、ホームセンターで購入すれば1,000円前後で手に入ります。

以前、うちのリクガメにも使っていました。

↑このころは仲良しだった……

シェルターとして使うほか、写真のように上り坂として使うこともできます。

逆にデメリットとしては、とにかく「重い」です。

ガラス製のケージの場合、設置する際にある程度の「覚悟」が必要です。

  • シェルターとして使うほか、形状を活かすことができる。
  • レイアウトによってはある程度ケージの景観を損なわない。
  • とにかく重い。設置する際ガラスの損傷に注意。
  • 大きいサイズのものが多く、フィットするサイズを探しにくい。
  • おっちょこちょいなリクガメだと登って落ちる。

素焼きの植木鉢 / プランター

現在うちでも使用しているのが、素焼きの植木鉢です。

私はホームセンターで購入しましたが、こういうものですね。

本当はこういう四角いタイプを使って上に植物なんかを乗せたかったのですが、ぴったりなものがなく、いったん保留にしてます。

なぜ素焼きのものを使っているかというと、理由はいくつかあります。

  1. 自然の素材由来なので土やリクガメになじみやすい(と考えた)。
  2. 表面がザラついているのでリクガメの爪が伸びるのを防止できる。
  3. 吸水性があるので極端な乾燥を防げる(のではないかと思った)。

また、奥になるにつれ狭まっているので、リクガメの気分によってどこまで入り込むか決めやすいのがメリットではないかと思います。

植木鉢もサイズは様々ですし、ホームセンターで購入すれば1,000円でそれなりの大きさのものを用意することができます。

吸水性については、乾燥しやすい日に水に少し浸けることでしっとりした洞窟になるかなと思いましたが、今のところそんなに湿度に困っていないのではっきりしたことはわかっていません。

デメリットはやはり「加工のしにくさ」ですね。

私はディスクグラインダーで一気にいきましたが、それが結構ハードル高いことはわかります。

おわりに

シェルターは床材と並んで、リクガメ飼育において是非が分かれるテーマであると思います。

ただ、隠れる場所がなく不安な思いから余計なストレスがかかってしまうことは、かめにとっても良くないですよね。

紫外線をたくさん浴びせたいから、姿がよく見えて体調などの観察がしやすいから。

こういった理由でシェルターを外す飼育者さんもいらっしゃるかもしれません。

それらは確かに大事かもしれませんが、それは人間の都合ではないか考える必要があります。

もちろん、シェルターでなくてもリクガメが隠れる、落ち着ける場所があれば良いと思います。

ただ、落ち着ける場所が常にない状態で、リクガメにストレスがかかり、体調を崩したり寿命が縮んでしまうような結果になったら―――

大きすぎるシェルターを設置して歩き回るスペースが狭まってしまうのも考えものですが、隠れることで健やかに過ごせるのなら―――

リクガメが好きであればこそ、異論はないはずです。

ではまたまた~ノシ